「心地よい抱っこ」と「子供食堂」についての講演会を聴いて

「心地よい抱っこ」と「子供食堂」についての講演会を聴いて

12月3日 大宮ソニックシティで国際ボンディング協会のセミナーが開催されました。

セミナーでは午前の部に「ふんわりすくすく赤ちゃん講座」というテーマで、加田 洋子先生から心地よい抱っこについて実践を交えながらお話しをしていただきました。
また午後の部は「「子供食堂」など様々な活動を通して伝えたいこと」というテーマで、近藤 博子先生にお話をしていただきました。
ここでは、簡単に講演内容をお知らせいたします。
 
午前の部 加田 洋子先生(セラピストNPO法人抱っことおんぶの研究所認定ベビーウェアリングコンシェルジュ等多くの資格をお持ちです)のお話しでは、出産されたママたちは自分の子供で実際子供のお世話をすることが初めてという方が横浜市の調査で7割もいるそうです。
そういうママ達は抱っこの仕方もわからないので、グーグルで検索したり他の人がやっているのを見てやってみる、だからうまくいかない。でも心地悪いけど頑張って抱っこしているから肩が張り、腰が痛い・・・。   
じゃあ正しい抱っこってなに? 答えは「ない」そうです。
でも、「心地よい抱っこ」はあると思う。しかし母と子の組み合わせによってそれぞれ違うのでその中でどれが心地よいか探ることが子育てだと思うと話されていました。
では、「心地良い抱っこのコツ」について紹介しましょう。
1.Kissable (赤ちゃんのおでこにキスができる高さ) 胸位でもよい。
2.Cカーブ 赤ちゃんの腰からお尻にかけてはマルクCカーブを維持する。
3.ぴったり密着 胸から赤ちゃんが離れると児の心拍が上がるそうです。
4.Mシェイプ 赤ちゃんの脚は自然に開脚している。 M字(お尻が下、膝が上)
5.赤ちゃんのお尻は抱っこする人のおへそより上の位置にある。
 
ポイント!
・抱っこベルト、スリングなど道具を使用する時も気を付けるポイントは同じです。
・赤ちゃんの体がねじれないように。
・手足と体の中心にまとめるように抱っこすると赤ちゃんは安心します。
先生が手で抱っこする時のように抱っこして、その手の変わりが抱っこヒモ(ベルトなど)になるのですよ、とおっしゃっていたのが印象的でした。みなさんお試しあれ!
午後の部 近藤 博子先生(気まぐれ八百屋「だんだん」店長)のお話しについて。
近藤先生は歯科衛生士として働いていましたが、それだけでは歯周病がよくならない、一人一人の健康は丸ごと理解しないと良くならないと大きな組織から抜け出し地域の保健所の歯科で働きました。また知人の八百屋さんに出会い配達の仕事を始めたり、娘さんの学習支援から土曜夜のみの「ワンコイン寺子屋」を始めることになり近藤先生はおやつ担当。それが報道されボランティアが集まり、4年生以上の学童の子を集め「みちくさ寺子屋」となりました。そこに来る子供を見て大人も学び直しをしたいと集まるようになり大人向けの講座も開始されたそうです。
その後もいろんな経緯がありましたが、2010年地元の小学校の校長先生が来て「病気をかかえているお母さんがいて食事を作れないから子供にお金を渡す、子供はお菓子を買う。すると給食以外はバナナ1本という子供がいるんだ」と話をされたそうです。
そしてそういった子供たちが来れる場所として2014年8月「子供食堂」ができました。
「子供食堂」とは「子供が一人で入っても大丈夫な食堂」という意味で「だんだん」で毎週木曜日開いています。30~40名集まり子供は20名位。
 近藤先生は、他の講座とコラボし、いつも開いている場。目的がなくてもフラッと来れる。毎週木曜日にあそこに行けば何とかなると思ってもらえるように毎週にしたと話されました。
 また、社会は子供の笑顔が真ん中にある地域力と子供の居場所。お隣同士のお付き合いの構築が大切であり、その地域に合った場所が必要なのではないかと話されていました。
一つの点、その点が増えて行って線になり面になるのではないかと締めくくられていました。
 自分の隣に住んでいる人はどんな人なのかもわからない今の社会。これからは回覧板は手渡しで渡してみませんか?