No.130 

母乳とインフルエンザ

赤ちゃんを持つお母さんたちにとってインフルエンザが心配な季節になりました。
今回は、「母乳とインフルエンザ」についてNPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会の資料を要約してお伝えしますので参考にしてください。(詳しくはJALCのHPを見てください)

1. お母さんがインフルエンザに罹っても授乳をやめる必要はありません。
インフルエンザは飛沫感染で咳やくしゃみで空中に飛び散った粒子中のウィルスを吸い込むことによって感染が起こります。インフルエンザウィルスは気道粘膜で増殖するので、血液の中に大量のウィルスが出ることはなく、母乳中にたくさんのウィルスが出ることは考えられません。また、搾った母乳を飲ませて、そこから赤ちゃんに感染したという報告もないようです。
2. 赤ちゃんにうつっても母乳を飲ませ続けるほうが軽くてすむと言われています。
母乳の中には多種類の感染防御因子が含まれており、母乳を中断することによって、赤ちゃんはこれらの受動免疫を受けられなくなります。お母さんがインフルエンザの症状を出す前にすでにもう赤ちゃんは感染している可能性もあり、引き続き母乳を飲ませるほうが、隔離して母乳を中断するよりもむしろ安全と言われています。
3. 抗インフルエンザ薬が母乳に移行するとしても、ごくわずかです。
現在日本で使用されている抗インフルエンザ薬には、タミフルとリレンザがあります。
そのうちリレンザは吸入薬で、体内に吸収される量は少なく、母乳中への移行はほとんどないと考えられますので、授乳中のお母さんに使用するのに適しているとされています。
また、タミフルも、内服した場合の血中の薬の濃度は低く、母乳中に移行したとしても、赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。
4. 授乳中でもインフルエンザの予防接種を受けることができます。
家庭の中にインフルエンザを持ち込む可能性のある、お父さんや上の子供たちなどの家族皆で、インフルエンザの流行シーズンになる前に予防接種を受けておくことが望ましいでしょう。 授乳しているお母さんもインフルエンザの予防接種をうけることができます。
家族のだれが罹っても赤ちゃんにインフルエンザがうつる可能性があるのですから、皆で予防することが大切です。

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